「速さ=距離÷時間」こんな式を教わったことありますよね。
速さ、距離、時間それぞれを求めようとするこの単元が苦手だった人もいると思います。
計算自体は簡単な割り算か掛け算しか使わないにもかかわらず
文章問題になるとなかなか解けない、そんなお子さんもいると思います。
それはお子さんが重要なポイントをつかめていないからかもしれません。
速さ、距離、時間、この単元は一つのポイントをつかむことで理解が深まります。
問題が解けずに困っているお子さんにどのように接したらよいか紹介していきます。
当ブログでは
・うちの子算数苦手かも、、と悩む保護者の方
・自分も算数が苦手だったから、、と悩む保護者の方
そんな方向けに数学科卒の私が
「算数=苦手」を解消するために保護者ができること
を紹介しています。
本記事は以下について書いています。
つかむべきは「速さとは〇〇である」
速さ、距離、時間、この単元で着目すべきなのは「速さ」です。
距離(道のり)は目に見えるものです。
「家から学校までの道の長さ」など日常生活からイメージしやすいものです。
また時間も時計やストップウォッチを通して理解することができます。
「朝7:00に家を出て7:30に着いた」などこれもまた日常生活から体感しやすいです。
さて「速さ」はどうでしょう。日常生活で「時速20km」などを考えることは少ないと思います。
さらに「時速20km」と聞いてどれくらい速いのかを体感することは難しいです。
実際問題、「速さ」とは何を表しているのでしょうか?
これは「単位時間あたりに進む距離」を表しています。単位時間とは1分や1時間のことです。
・時速20kmは「1時間で20kmの距離を進む」
・分速5mは「1分間で5mの距離を進む」
「速さ」という体感しにくいものを捉えるために1時間(分、秒)あたりにどれだけ進めるか
という目に見える距離の話に置き換えているのです。
「速さとは1時間(分、秒)あたりに進む距離」という見方ができれば
速さ、距離、時間の問題に抵抗がなくなると思います。
〇「速さ」が何者かをつかむことが大事
〇速さとは1時間(分、秒)あたりに進む距離
「速さ」をつかめば単位が変わっても問題なし
「速さとは1時間(分、秒)あたりに進む距離」ということがつかめれば
複雑な問題にも対応することができます。
分速50mで2時間進んだら何km進めるでしょうか?
この問題は小学生にとっては厄介で、単位が問題の中で統一されていないという特徴がある問題です。
・分速なのに2時間進むの?
・答えはkmなの?
お子さんは混乱してしまうと思います。このような問題はアプローチがいろいろありますが
まずは「速さ」が表すものを正確に理解することが大事です。
例として上の問題はどのように解くでしょうか?
・分速50mとは?→「1分あたり50m進むということ」
・2時間は何分?→「120分」
・分速50mで120分進んだら?→「\({50}×{120}={6000}\) で6000m」
・6000mは何km?→「6km」
このような流れで問題を解いていきます。まず初めに与えられた速さが何なのかをつかむことで
複雑な問題を一段階ずつ紐解くことができます。
〇単位がばらばらな問題でも、「速さが何を表すか」をまずは考える
公式の利用には注意!あくまで確認用
速さ、距離、時間この単元になると登場するのは公式です。
・速さ = 距離 ÷ 時間
・距離 = 速さ × 時間
・時間 = 距離 ÷ 速さ
「きはじ」「みはじ」「はじき」などの名称でそれぞれの公式を使い分ける手法もありましたよね。
確かにこの手法を使えば簡単な問題は解くことができます。
しかし、この公式に頼るのはやめたほうが良いです。応用問題に対応できなくなります。
算数や数学では基本的に公式の暗記はしないほうが良いです。何をしているのかも分かってないのに
「この公式に当てはめれば答えが出る」とだけ考えて公式を暗記して使ってしまうと
公式がそのまま使えないような応用問題になったときに思考が停止してしまいます。
・何を求めるためにどのように式を立てるのか
・なぜこの式を立てるのか
人に説明できるように自分の頭で考えることが算数や数学を得意にする重要ポイントです。
「きはじ」「みはじ」「はじき」などは「これさえ使えば簡単に問題が解ける」と
安易に使ってしまいたくなる手法ですが、お子さんがこれだけに頼らないように注意が必要です。
公式はあくまで確認用で、自分が立てた式があっているかチェックするために使いましょう。
〇「きはじ」「みはじ」「はじき」を使って問題は解かない
〇なぜこの式を立てたのか?を説明できることが大事
家庭での伝え方
速さ、時間、距離の単元でつまずいているお子さんは「速さ」がうまく理解できないのかもしれません。
まずは速さとは何か?をお子さんが理解できるようにサポートしてあげましょう。
・分速50mは1分間にどれくらい進む?
・時速40kmは1時間にどれくらい進む?
単位時間あたりにどれくらい進むのかということをお子さんに考えさせるように誘導します。
・1分間に50m進むなら、2分たったらどれだけ進んでる?
・1時間に40km進むなら3時間たったらどれだけ進んでる?
というように「速さ」というものから「時間と距離の関係」にシフトしていくようにすると
一番厄介だった「速さ」というものがとっつきやすくなります。
速さがつかめてくると問題が解けるようになってくると思います。
そこからはお子さんが自分で考える内容に耳を傾けてしっかり聞いてあげます。
・2時間で30km進むなら1時間で15km、だから速さは時速15kmかな?
・分速60mは1分に60m進むってことだから、3分たったら180m進む?
こんな思考をお子さんが自分で考え始めたらばっちりです。
〇「速さ」が何なのかがうまくつかめてない可能性がある
〇「速さ」は「時間と距離の関係」ということを理解させる
まとめ
今回は「速さ、距離、時間を理解するためのポイント」について解説しました。
速さ、距離、時間は日常生活でも考えやすい問題であり計算方法も単純なので
問題自体が分からないということは無いと思います。
それでも小学生にとっては速さ、距離、時間それぞれを導く3つの式のうち
どれをどのように使ったらよいか混乱してしまい問題が解けないということがよくあります。
「速さとは何か?」これをつかむことができればどの公式を使うかで悩むことは無くなります。
算数や数学は公式を暗記する科目ではありません。何を求めるためにどのように式を立てるか
お子さんが自分で考えて計算して問題を解けるようになることが大事です。
お子さんが公式を暗記して当てはめるだけの勉強をしていないかご家庭でチェックしていきましょう。
当ブログでは算数が苦手だったのになぜだか大学の数学科専攻になった私が
お子さんが算数や数学でつまずかないためのヒントを紹介しています。
「どう教えたらいいか分からない」そんな保護者の方の助けになればと思います。
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