『買ってはいけない家と土地』を紹介　土地や物件選びに後悔したくないならこの本

家を建てたい！と思って家や土地を探している人もいるのではないでしょうか。

どのようなポイントで家や土地を選びますか。

価格が安い場所、きれいな物件、立地が良い
いろいろな視点がありますがそれだけで大丈夫でしょうか。

本書は土地家屋調査員である著者が、本当に気を付けるべきポイントについて紹介しています。


本記事は以下について書いています。

本書の構成・特徴

本書はタイトル通り「買ってはいけない家と土地」の特徴が紹介されています。
土地家屋調査員の目線で紹介されているので難しい内容も多いです。

それでもできるだけわかりやすく解説されているので、
しっかり読めば素人でも内容を理解することはできます。

始めのほうでは、不動産営業がどのように営業してくるかについても解説されています。
著者は住宅販売会社の営業職をしていたこともあるのでこの情報はとても有益だと思います。

また、家や土地選びのポイントとして「災害があった場合逃げられるか」
「家を建てる際に想定外の出費が無いか」「隣人とトラブルにならないか」
「安い物件の特徴とデメリット」などが解説されています。

どれも知っておきたいポイントだと思います。

こんな人におすすめ

本書は以下のような人におすすめです。

素人が家や土地をしっかりと選べるでしょうか。
たぶんできないですよね。そもそもいい土地は簡単には公開されません。
公開する前に「家や土地が欲しい」と不動産に来た人に連絡するそうです。

結局は不動産会社の担当者に紹介されたものを買うことになるのですが
「この土地ってこういうリスクありますか」と聞けたほうが良いですよね。

一生モノの買い物である家や土地、その選び方のポイントをしっかりと抑えて
納得して買いたいという人は本書を読んだほうがいいと思います。

また、土地を買った後実は家を建てられない土地であったや
隣人との境界があいまいでトラブルになったなどが発生するかもしれません。

土地や家を買った後に、いろいろな面でトラブルになりたくないという人は
本書を読んで、将来も考えた家や土地選びのポイントを抑えると良いです。

印象に残ったこと

ほとんどの人は建物にしか目がいかない

木造の建物は20数年もすれば建物の価値は0円になるそうです。
建物をいざ売るときになったらその建物があった土地だけの価値で売り出されます。

私の近所に川沿いに綺麗な家が建っています。
高級車も停まっていて小さな子供もいてとても幸せそうです。

しかし、洪水が起きたらどうするのでしょうか。
災害時に大変な思いをしないかな、と本書を読んでから思うようになりました。

家を建てたい！となったときは家の外観や間取りばかりに目が行きがちです。
しかし、どこに家を建てるかという視点も忘れないようにするべきですね。

まとめ

今回は『買ってはいけない家と土地』という本を紹介しました。

家を建てたいとなったら、外観や間取りを考えて妄想を膨らませたくなります。
しかし、どのような土地に建てるのか、周りに何があるのか
そういったことにも着目すべきです。

後悔しないマイホームのため
家や土地選びの大切なポイントを知るためにもぜひ本書を読んでみてください。