恋人が忘れられない、過去の栄光が忘れられない、転職の踏ん切りがつかない
そんなことはありませんか。
逆に周りには、スパッと元恋人のことを忘れて新しい恋人を作る人がいます。
以前活躍した場所から離れて別のことをする人がいます。
転職をすぐに決める人もいます。
スパッと次に行ける人は幸せそうに見えませんか。
逆にいつまでも何かに執着していると幸せにはなれません。
「執着を手放すこと」幸せに近づくにはこれが大事だと本書には書かれています。
本記事は以下について書いています。
〇本書の構成・特徴
〇こんな人におすすめ
〇印象に残ったこと
〇まとめ
本書の構成・特徴
本書は心理学の視点から、「執着を手放す方法」について解説されています。
「執着」というものは多くの人を幸せから遠ざける厄介なものです。
はじめは「執着とは」から始まり、「執着の分類」を紹介しています。
具体例を多く書かれているため想像しやすいです。
自分に当てはまる執着が見つかるかもしれません。
また、執着の根底にある感情についても書かれており
自分にどのような感情があるからこそ対象物に執着しているのかが見えてきます。
後半は実際に「執着を手放すためのワーク」が紹介されています。
実践的なワークなので本書に従ってワークをすることで
執着を手放すことができると思います。
こんな人におすすめ
本書は以下のような人におすすめです。
〇周りが止めているのに元恋人を追いかけている人
〇嫌な職場なのに転職に踏み切れない人
執着している人の特徴は、
「論理的にはそれから離れたほうがいいのに離れられない人」です。
周りに相談したときに「そんな人忘れなよ!」や「そんな職場辞めなよ!」と
アドバイスされているならあなたは執着していると思います。
執着に似た言葉として「こだわる」と言う言葉もあります。
「こだわる」は良い感情です。対象の人やモノに対してプラスの感情を持っています。
「優勝するために目の前の勝利にこだわる」
これは勝利に対してプラスの感情を持っています。希望を感じますね。
一方で「親に認められるために目の前の勝利にこだわる」と言ったら
これは執着です。負けたら怒られるなどの負の感情が付きまといます。
・周りの人には辞めたほうがいいと言われるのに離れられない
・その対象を考えると負の感情を抱く
そんなひとは読んでみると良いと思います。
印象に残ったこと
人やモノではなく感情に執着している。
元恋人や仕事、親など執着している対象物があると思います。
しかし、根底にはそれら対象物に対する感情に執着しているそうです。
「昔好きだったけど告白できなかった人が忘れられない」
そんな人は「好きだった人」に執着しているのでしょうか。
「告白出来たら付き合えたかもしれない」後悔という
感情に執着しているのかもしれません。
その人の連絡先や写真などを手放したとして
その人のことを忘れられるでしょうか。
多分忘れられないと思います。手放すべきは感情です。
本書のワークに従うことで本当に手放すべきものが見えてくると思います。
まとめ
今回は『執着を手放して「幸せ」になる本』を紹介しました。
過去の出来事を忘れられない人はたくさんいます。
いつまでも昔のことを話しているおじさんもいるでしょう。
その過去の話を「懐かしいなあ」くらいの感情で話せるのであれば
その人は執着していないでしょう。
逆に過去のことを話しているといつの間にか
感情移入してしまう、苦しいと思いながらも離れられない
そんな人はどこかに執着しているかもしれません。
執着は苦しいですし、幸せにはなれません。
本書は実践的なワークを通して執着を手放す手助けをしてくれます。
人やモノから離れるべきなのに離れられなくて苦しい人はぜひ読んでみてください!