社内で優秀な人はいるでしょうか。
出来ることなら自分も成果を出して優秀な社員になりたいという人もいると思います。
優秀な人は能力や学力が高いから成果をあげられると思っているかもしれません。
しかし、本書では優秀な人には共通の習慣があり
一般の人が真似するだけで、成果を出すことができると言います。
本記事は以下について書いています。
〇本書の構成・特徴
〇こんな人におすすめ
〇印象に残ったこと
〇まとめ
本書の構成・特徴
本書はタイトル通り、トップ5%社員が実際に行っている習慣を紹介しています。
あらゆる企業を対象に、結果を残している優秀な社員に
共通する習慣がないか調査した結果得られた成功ルールが解説されています。
優秀な社員の習慣の調査には、定点カメラやICレコーダー、対面ヒアリングなどを
用いて行ったそうで、一定の信ぴょう性はありそうです。
結果的には、業種を問わず優秀な社員には共通する習慣があるそうです。
さらに、一般的な社員にその習慣を行うように指示したところ
優秀な結果を残したという調査結果もあるそうです。
本書ではそんな習慣をあらゆる業種使えるように一般化して紹介されています。
思考や行動の習慣は今すぐに真似できるものではないかもしれませんが
「こういう風に行動したほうがいいんだ」と意識しておくだけで
普段の良くない習慣に気づけるようになると思います。
こんな人におすすめ
本書は以下のような人におすすめです。
〇優秀なサラリーマンを目指したい人
〇仕事で成果を出すには何に力を入れればよいか知りたい人
結果を残して優秀なサラリーマンになりたいという人もいると思います。
社内に参考になるような人がいる人は良いですが
そう簡単に参考になる人がいるわけでもないと思います。
その会社で評価されるには独自のルールが必要かもしれませんが
まず、あらゆる企業で使える習慣を身に着けることは大事だと思います。
就活生や若手の社会人は、この習慣をまず標準装備として身に着けることで
周りより一つとびぬけて出世の道へと進むことができるかもしれません。
また、まじめに仕事しているのになかなか評価してもらえない人もいるでしょう。
その人たちは何に力を入れればよいのかが分かっていないのかもしれません。
本書で紹介されている習慣にまずは従うことで力の入れどころや
社内でのアピールの仕方が分かってくるかもしれません。
特に優秀な社員は「目標、目的を達成するために行動する」傾向が高いそうです。
「今やっている作業の目標、目的はなんだ?」と自問するだけでも
パフォーマンスが高まると思います。
印象に残ったこと
優秀な人は意識変革をしない
優秀な人ほど柔軟な思考を持っていて臨機応変に対応できるのではないのか
と思いましたがそうではないようです。
というか「無理に意識を変革しようとしない」ということが正しいかもしれません。
一般の人は「環境がこのように変わったんだから
意識をこう変えなきゃ」と頑張ろうとするでしょう。
しかし、意識を変えることはとても難しいです。また、意識を変えたとしても
行動が変わってなければ何も変わっていないことと同じです。
逆に行動を変えてみて、「意外と悪くないじゃん」と思えた時のほうが
意識は変わりやすいです。
つまり、優秀な人は「まずは行動を変える。そのあとで意識が変わってくる」という
考え方をしているのです。
まとめ
今回は『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』を紹介しました。
AIによって優秀な社員に共通する習慣が分析されました。
いろいろな習慣が解説されていますが根本は
「目標、目的を達成するために行動する」という考え方に従っています。
努力した量が評価された時代は終わり、成果で評価される時代になりました。
目標、目的を達成することが評価につながるのは当たり前かもしれません。
今すぐにすべての習慣を実践することは難しいかもしれませんが
ひとつひとつ習慣づけていくことで優秀な社員に近づくと思います。
エリートを目指している就活生、若手社会人はぜひ読んでみてください。