小学生の頃の思い出はどの程度覚えてますか。
どんな生徒でしたか。
「パッとしない子」でしたか。覚えてませんか。
逆に、「あまり覚えてない子」はいませんか。
その人にあなたは何もしてないですよね。
本記事は以下について書いています。
〇本書の構成・特徴
〇こんな人におすすめ
〇印象に残ったこと
〇まとめ
本書の構成・特徴
主人公の松尾美穂は小学校の教師。
今ブレイクしているアイドル高輪佑は松尾の元教え子でした。
教え子と言っても担任を持ったわけでもなく特にエピソードはない。
小学校時代の印象は「パッとしない子」
松尾は周りから佑が教え子であることについて聞かれるたびにそう答えていました。
自分は特に関係があったわけではないし、あっちも覚えてないはず
佑がテレビで母校を訪れることになり、松尾は佑と再会します。
「先生と少し話をしてもいいですか。」
アイドルになった教え子に松尾は呼び出され。。。
こんな人におすすめ
本書は以下のような人におすすめです。
〇自分は誰かを傷つけたことが無いと思っている人
〇かつて先生から不当な扱いを受けた人
悪意を持って誰かを傷つけるのはもちろんよくないです。
大体の人はそんなことしないと思います。大人になってからは特に。
ですが、無意識に人を傷つけることはないのでしょうか。
自分は誰も傷つけたことはない、と胸を張って言える人はどの程度いるでしょう。
「あれは仕方ない」「自分で何かやったわけではないから」
そんな言い訳をして昔の罪を見なかったことにしている人は
痛い思いをするかもしれません。
印象になさ過ぎて何かした覚えすらない、そんな人も要注意です。
幼いながらに先生って完璧ではないんだなと気づいた人はすごいです。
先生とってもただの人間。考え方や性格によって個性があります。
子どもから見ても「子供に見える先生の性格」
そんなものに振り回されて不当な扱いを受けた人は
すこしスカッとする内容かもしれません。
印象に残ったこと
傷つけても記憶がないのは、印象が薄かったから
幼少期の記憶をたどってあまり印象が無かった人はいませんか。
本当にかかわりがなかっただけなのか、
それともあまり好きじゃないから関わらなかったのか。
悪意を持って人を傷つけることはもちろん悪いことですが
悪意すら持たず、ほぼ無関心に行動した結果傷つけていた
これのほうがもっとタチが悪いです。
ちょっと変わった子だったから
いつも物静かで喋らない子だったから
気弱そうだったから
皆いつもからかっていたから
そんな理由で誰かを傷つけてなかったでしょうか。
小学生時代を振り返って、あまり思い出せない子たちのことを考えた時
「もしかしたら傷つけていたのかも」と不安になりました。
やられたほうは意外と記憶に残っているものです。
まとめ
今回は『パッとしない子』を紹介しました。
小学生の頃はパッとしない子だった、そんなことを言われる芸能人もいますよね。
本当にパッとしなかったのでしょうか。
貴方自身がその子の魅力に気付いていないだけだったのでは?とも思います。
貴方の人生を振り返って、パッとしなかった子
その人たちは貴方のことをどのように見ていたのでしょうか。
短めの小説で読みやすいです。
本書はkindle unlimitedで無料で読めます。(2025/4/20時点)
ぜひ読んでみてください。