すぐ「お母さんが」って言う人とは結婚したくないと私は思いました。
どんでん返し系の小説です。
登場人物の二人の女性。その関係性がなかなかつかめないまま進むストーリー。
関係性が明かされても、真相にはまだたどり着けません。
『悪いものが、来ませんように』
これは誰のどんなセリフなのか。
二人の関係性が分かった後に二度読みすると、うまく真相を隠しているなと気づきます。
本記事は以下について書いています。
〇本書の構成・特徴
〇こんな人におすすめ
〇印象に残ったこと
〇まとめ
本書の構成・特徴
二人の女性の視点でストーリーは進みます。
柏木奈津子は、子育てをする専業主婦。
自身の母親が、自分に対して過干渉であったことを反面教師にしています。
庵原紗英は、子供はおらず助産院で働いています。
母親が喜ぶ行動をしてきた結果、母親との関係は悪くないようです。
正反対のような二人は、なぜだか異常なまでに仲が良いです。
二人の関係性がこの物語のポイントになります。
しかし、読み進めるほどに二人の素性が分からなくなっていきます。
二人の間に起こる殺人。
二人の関係性が明かされることで、事件は解決。
なんですが、犯人の本当の意図が良く分からないまま最終章を迎えます。
『悪いものが、来ませんように』
このセリフが誰のもので、どのような意図なのかは最後にわかります。
こんな人におすすめ
本書は以下のような人におすすめです。
〇どんでん返し系の小説が好きな人
〇母と子の関係性の物語が好きな人
とりあえず、どんでん返し系の小説です。
違和感がありながら物語が進み、仕掛けが明かされることですべて納得がいく
といったタイプのどんでん返し系となります。
もやもやしながら考察しつつ物語を読みたい人におすすめです。
また、この物語は母と子の関係性を題材としています。
母親の大きすぎる愛に包まれて過保護に育った人もいるかもしれません。
同級生にこういう子いたなあと思うような登場人物がいるかもしれません。
印象に残ったこと
悪いものが、来ませんように
自分自身、顔が母親に似ており「親子だね」と言われることが多いです。
母親にもいいところ悪いところがそれぞれあって
「母親のこういうところは似たくない」
と思うところもありました。また父親についても同様に。
でも似てしまうんですよね。
自分の子供への接し方を振り返って「これ母親と一緒じゃん」ってなることが多々あります。
人間誰でもいつまでも未熟なんだなあと思いながら子育てをしています。
「悪いものが、来ませんように」
いわれてみれば、私も自分の子供に対して同じように願っています。
たぶん私の親も私に対してそう願っていたのかもしれません。
まとめ
今回は『悪いものが、来ませんように』を紹介しました。
母と子の関係を題材にしたどんでん返し系の小説でした。
親子の関係はとても難しいと思います。仲が良すぎるのもよくないし
悪すぎるのももってのほか。反面教師にしすぎもよくないけど
何でも右に倣えもおかしい。
それでも大体の親が思っていることは、
自分の子には「悪いものが、来ませんように」なのかもしれません。
登場人物の「悪いものが、来ませんように」という願いは
どのような行動になったのか。気になった方は読んでみてください。